■当社のコア技術である溶接を軸にしたワンストップ対応
高い難易度を求められる溶接を中心として対応しますが、発注いただくお客様のニーズは、小ロット・高難易度溶接のみのオーダーから、製缶・機械加工・溶接・研磨仕上がりまですべてをワンストップ製作のオーダーまで、多種多様です。その中でもワンストップでの納品を想定したオーダーが多く見られます。
当社では、製缶から、NC旋盤加工・溶接・研磨までをすべて行えるラインを持つことで、さまざまなバリエーションにも高い品質を確保しつつ、無駄な工程を無くした迅速な対応力を持っています。

■現場で欠かせない施工前シミュレーション
多くの建築金物を手掛けてきた当社のノウハウは、現場での施工前・施工過程で常に完成形をシミュレーションしながら最適な配置、微調整、溶接加工を行うところにあります。らせん階段や特殊外壁施工などは、その現場での出来上がりをシミュレーションすることで、初めて完成状態での美観まで品質として保証されるもので、この点が、通常の製缶・溶接業務とは異質なところです。
当社が扱う建築物は、ビル・大型施設などが主で、金物も各パーツを現場に持ち込み溶接などを行いながら完成形に仕立てます。
建築金物施工は、精度・強度とともに美観も重要な品質要素になり、当社のコアスキルに一つとして、高く評価され、ご相談をいただいています。

■当社製作ラインは大きく2つを保有
《製缶・溶接・加工ライン》
最も重視している技術がTIG溶接。鉄製品を使用する場合は半自動溶接も適用するが、ステンレス素材へのTIG溶接が当社のコア技術の一つです。
また、バーリング加工技術を用い、通常の機械加工では不可能な特殊な形状も生成。
これらの技術による、主にサニタリー及び医療系の高難易度のバルブ生成が多く、曲面における溶接では最小限の溶接により、部品の稼働精度を保証することに直結。携帯電話のリチウム電池製造のベースラインにおける部品にも応用されています。
《建築金物生産ライン》
大型部材の製缶・加工を中心としたラインです。
広い空間とクレーンが不可欠なため、令和2年に、新たに工場を建設。圧倒的な稼働領域を保持し、大型建築金物にも対応できる能力と、デリバリー優位性を持つ立地で、お客様への対応力を大きく進化させました。